装置の紹介[ANCF]
可視・近赤外過渡吸収分光装置
名称 | 可視・近赤外過渡吸収分光装置 |
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メーカー | 産総研自主開発 |
導入年月日 | 2012-07-01 |
仕様 | 当施設の分光装置は、2台の蛍光寿命計測装置 および 2台の過渡吸収分光計測装置から成る装置群です。 (1)ナノ秒可視・近赤外蛍光寿命計測装置(旧・ANCF003) 液体、溶液、結晶、フィルムなどの蛍光スペクトルと蛍光寿命を測定する装置。 励起光源にレーザーダイオードを用いており、非常に簡便に計測ができる。 寿命測定は時間相関単一光子計数法を用いており、弱い励起条件での計測が可能である。 ・時間分解能:約200 ps ・励起波長:278, 342, 355, 408, 455, 532, 560, 637 nm ・測定波長範囲:350 nm~1600 nm ・測定雰囲気:-80°C~室温~+100 °C (2)ナノ秒可視・近赤外過渡吸収分光計測装置(旧・ANCF004) 液体、溶液、結晶、フィルムなどの過渡吸収スペクトルと減衰挙動を測定する装置。 励起光源にYAGレーザーの第2 ~ 3高調波を用いており、様々な測定対象に対応可能である。 従来装置と比べて測定感度が高いことが特徴であり、吸光度変化として0.001程度の計測が可能である。 ・時間分解能: 1 ns程度 ・励起波長: 355、532 nm ・測定波長範囲: 400 nm~1600 nm ・測定雰囲気:-80°C~室温~+100°C (3)ピコ秒可視蛍光寿命計測装置(旧・ANCF005) この装置は、40 psの時間分解能、時間レンジ1 ~ 100 ns、400 ~ 900 nmの観測波長領域を有する、時間分解蛍光スペクトル測定装置です。 固体中励起子寿命、励起子拡散長、色素分子蛍光寿命を評価できます。 ・形式: C4334-01 ・励起光:150 fsパルス、波長240~800nm ・測定雰囲気: 室温大気中(特殊環境は要相談) ・時間分解能:40psの時間分解能時間 レンジ1~100ns、400~900nm (4)ピコ秒可視・近赤外過渡吸収分光計測装置(旧・ANCF006) 200 fsの時間分解能、240 ~ 11000 nmの観測波長領域、<0.001の吸収測定精度を有する、過渡吸収分光装置です。 固体中キャリア寿命、界面電荷分離反応の速度・収率、励起子拡散長を評価します。 ・測定モード:透過・正反射・拡散反射型ポンプ-ブローブ法 ・励起光:100~150fsパルス、波長240~2400nm ・測定雰囲気:室温大気中(特殊環境は要相談) ・時間分解能:200fsの時間分解能、240~11000nm |