開催日・場所・参加費・定員
- 【日時】
- 2019年7月29日(月)12:55 - 17:20
- 【場所】
- 産業技術総合研究所 つくば中央第2事業所 2-12棟 第6会議室
- 【参加費】
- 無料
- 【定員】
- 90名(先着順、参加登録をお願い致します)
講演
- 12:55-13:00
- はじめに
産総研 共用施設ステーション 多田哲也
- 13:00-13:45
- 「ナノオプティクスとナノ空間技術を利用したバイオセンシング」
ナノオプティクス・プラズモニクス、ナノ空間技術を利用した高分解能・高感度な生体分子計測について話題提供します。具体的にはDNAセンシングの手法として、金ナノ粒子サンドイッチアッセイと少数塩基高速ラマン分光、ナノポアDNA通過ダイナミクス計測とその光熱的制御などへの取り組みをご紹介します。
慶応大学理工学部 斎木 敏治
- 13:45-14:25
- 「様々なマイクロスコープによるイメージング
~マイクロからナノレベルの分子へ、マイクロからミリレベルの個体、組織へ~」
光学顕微鏡は、マイクロスコープという名の通り、マイクロメーターオーダーの現象を観察するために作られた光学器械です。この光学顕微鏡は様々な手法が開発され、ナノレベルでの微細構造の観察や、ミリレベルの個体や組織の観察に使用されるようになった。この講演では、光学顕微鏡について教科書的な内容を概説した上で、現在市販されている光学顕微鏡でどの様な現象を捉えることができるのかを講演者が撮影したバイオ系を中心とした画像を示しながら解説する。
産総研バイオメディカル研究部門 加藤 薫
- 14:25-15:05
- 「最先端レーザーラマン顕微鏡を用いた材料分析評価技術」
レーザーラマン顕微鏡は、簡単に、非破壊で、分子の化学結合やその状態、分布などをみることができる分析装置です。なかでも応力や結晶性分布、異物分析に、ラマンイメージングは非常に強力なツールになります。本講演では、半導体材料を中心に、たくさんの「世界初」ラマンイメージを用いた分析事例をご紹介いたします。
ナノフォトン(株)足立 真理子
- 15:05-15:25
- 休憩(オーサーズインタビュー)
- 15:25-16:05
- 「多光子顕微鏡技術の基礎と応用」
多光子顕微鏡法は、生体透過性や低侵襲性に優れたツールであり、生体の深部観察を可能にします。そのため、多光子顕微鏡に関する技術は、脳科学や細胞生物学などのバイオイメージング分野で大きく発展してきました。本講演では、多光子顕微鏡技術の基礎と応用についてご紹介いたします。
オリンパス(株) 玉野 真悟
- 16:05-16:45
- 「原子間力顕微鏡を利用した局所赤外分光マッピング」
原子間力顕微鏡に、フーリエ赤外分光計を組み込んだシステム(ナノFTIR)によりカンチレバーのタッピング周波数に同期した成分を検出することで、10nm分解能の局所赤外分光や特定官能基の赤外吸収マッピングが可能になる。ナノFTIR技術の現状とCFRP等の複合材料やナノコンポジット材料の分析例を紹介する。
産総研 分析計測標準研究部門 井藤 浩志
- 16:45-17:00
- 「ナノプロセシング施設に於けるレーザー顕微鏡と走査プローブ顕微鏡」
ナノプロセシング施設に設置されている走査プローブ顕微鏡(SPM-9700)には、高分解能化機構が導入されています。また、短波長レーザー顕微鏡(OLS4100)につきましても、液中観察が出来るように液浸レンズ等の整備が行われています。講演では、SPM-9700の高分解能化機構について解説すると共に、走査プローブ顕微鏡、レーザー顕微鏡を用いたバイオ系試料、無機材料系試料の観察例を紹介します。
産総研 ナノプロセシング施設 山崎 将嗣
- 17:00-17:20
- オーサーズ・インタビュー